30代から減少する？女性ホルモンと美肌の関係

女性らしさや美しさに関わっているのが女性ホルモンです。

その中でも、エストロゲンは美しいお肌を作るために欠かせない「美肌ホルモン」といわれるもの。

ところが、エストロゲンは、20代をピークに減少することがわかっています。

つまり、肌老化を防ぐためには、この美肌ホルモンをいかに活発にしておくかがポイント！

今回は、30代から減少するといわれている、女性ホルモンについてクローズアップしてみました。

二つの女性ホルモン

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという二つのホルモンがあります。

2種類の女性ホルモンは、毎月の周期でお互い減ったり増えたりしています。

さらに、女性の一生の中でも増減を繰り返しています。

この二つの女性ホルモンにはそれぞれ異なる作用があります。

エストロゲン

• 女性らしい身体を作る
• コラーゲンやヒアルロン酸生成をサポートし、うるおいのある肌を作る
• 皮脂量を適度にコントロールする
• 血管を若々しく保つ

プロゲステロン

• 妊娠機能を助ける
• 皮脂の分泌を促す
• メラニン色素の生成を促す
• 食欲を刺激する

美肌ホルモンとは、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの生成を促進するエストロゲンのことです。

私たちは、このエストロゲンのおかげで、みずみずしく美しい肌を作ることができているのです。

しかし、エストロゲンは20代をピークとして、30代後半になると減少し始めます。

美肌ホルモンが減少するのですから、お肌のハリやうるおいを保つ成分も少なくなってしまうというわけですね。

また、加齢以外にも、ストレスや睡眠不足によっても、ホルモンバランスが乱れることがわかっています。

女性ホルモンバランスが乱れるとお肌や荒れたりニキビができやすくなったりします。

これはエストロゲンに皮脂量コントロールの機能が備わっていることに関係しています。

さらに肌トラブル以外にも、ホルモンバランスが乱れると、生理痛がひどくなったりPMS（月経前症候群）などを起こしやすくなることもあります。

その他、自律神経失調症や更年期障害などにつながることもあり、健康に大きな影響を及ぼしてしまうものなのです。

美肌ホルモンのバランスを整える方法

では、「美肌ホルモン」エストロゲンを活発化するためにはどうすればいいのでしょうか。

大豆イソフラボンを摂取する

エストロゲンと似た働きをするといわれているのが、大豆に含まれる「イソフラボン」という成分です。

大豆だけでなく、納豆や豆腐、豆乳など、大豆製品に含まれていますので、毎日の食事として摂取しやすいですよね。

大豆イソフラボンの優れているところは、エストロゲンが少ない時にはその補充をし、エストロゲンが増えすぎているときにはそれを抑えてくれることです。

最近はコンビニでも豆乳などが売られているので、これらを利用すれば手軽に大豆イソフラボンを補うことができますね。

ビタミンＥの摂取

かぼちゃやナッツ類に含まれるビタミンＥは、エストロゲン分泌を促してくれるといわれています。

ビタミンＥは抗酸化作用も高く、アンチエイジングには欠かせない栄養素でもあります。

美肌ホルモンを増やすため、おやつにはアーモンドなどのナッツ類を取り入れてみてはどうでしょうか。

定期的な運動

ホルモンバラスを整えるためには、定期的な運動も効果的です。

筋肉量を増やすことでエストロゲンが活発になると考えられているためです。

運動が苦手な人も、週に何度かのウォーキングを行う程度でもかまいません。

定期的な運動をすることはストレスの発散にもなるので、ぜひ取り入れてみましょう。

質の良い睡眠

ホルモンバランスが乱れる原因の一つが睡眠不足です。

大切なのは、時間ではなく睡眠の質です。

どんなに長く眠っていても、睡眠の質が高くなければいけません。

毎日決まった時間に就寝、起床するのはもちろん、熟睡できる環境を整えておきましょう。

美肌ホルモンを味方にしよう！

今回は、美肌に欠かせない女性ホルモンの話をしてみました。

ホルモンバランスは美肌だけでなく、健康のためにも大切なものです。

上に紹介したように、ちょっとした心がけで、エストロゲンを活性化させることができます。

特にエストロゲンが減少し始める30代からは、意識して増やす努力をしたいものです。

美肌ホルモンを活用して、美肌作りに取り組んでいきましょう！