
その口臭、もしかして加齢臭?40代からの臭いケア
以前は気にならなかったのに、ふと口臭が気になり始めることがあります。
口臭は自分ではわかりにくいものですが、デリケートな問題なので周りの友人にも相談しにくい悩みでもあります。
特に、40代になるとホルモンバランスの関係上口臭が強くなる女性が増えます。
言ってみれば、加齢臭の一種みたいなものですが、年齢のせいだからと放置しておくとどんどん悪化させてしまうこともあります。
気になり始めたらできるだけ早く対策を行いたいのが口臭です。
今回は、40代の女性に多い口臭問題について、掘り下げてみました。
Contents
女性に多い口臭の原因
一般的な口臭は、歯周病や虫歯、胃の不調やその他の病気が原因となって発生することが多いです。
そのほかに、精神的ストレスによっても口臭が悪化することがわかっています。
人はストレスを感じると、自律神経のバランスを乱してしまいます。
自律神経は唾液の分泌にかかわりがあるため、ストレスによって唾液の分泌量が減少することがあるのです。
唾液の量が減ると、口の中の雑菌が繁殖しやすくなり、口臭を引き起こしてしまいます。
特に30代から40代の女性は、仕事やプライベートなどの人間関係によるストレスを感じやすい年代です。
そのため、この世代の女性で口臭がきつくなる人は多いのです。
さらに、ストレスは胃腸機能にも影響を及ぼすことがあります。
ストレスによって消化不良を起こしたり、便秘や下痢になる人もいますよね。
このような胃の不調によっても、口臭がきつくなることがあります。
また、女性は、生理前や生理中は唾液の分泌が減少します。
これもホルモンバランスの変化による影響ですが、ストレスと同様、唾液の量が減ることで口内細菌が増加し、口臭を発生させてしまうのです。
生理前には体温が上昇しますが、これも口内の乾燥を招き、雑菌を繁殖しやすくしてしまいます。
また、生理の二週間前から生理までの期間、月経前症候群(PMS)を発生する女性も多いです。
PMSの症状は様々ですが、その中には口臭がきつくなる人もいます。
女性のための口臭対策
口内を乾燥させないようにする
原因を見ていくとわかるように、口臭には口内の乾燥が関係しています。
口内の雑菌は乾燥すると増殖しやすくなるので、できるだけ口内を乾燥させないことが大切です。
口内を乾燥させないためには、こまめに水分補給を行うようにします。
また、鼻呼吸ではなく口呼吸をよくする人は、口の中が乾燥しやすくなります。
口呼吸をする癖がある人は、意識して鼻呼吸をするように心がけてみましょう。
ホルモンバランスを乱さないようにする
生理前や生理中はどうしてもホルモンバランスが変化してしまいます。
しかし、生活習慣が乱れている人や、ストレスを多く抱える人の方が、よりアンバランスになりやすいということも分かっています。
このため、できるだけストレスをためないようする、規則正しい生活を心がけるなどといった方法で、ホルモンバランスの乱れを小さくするようにしてみましょう。
口内衛生や胃腸機能不調を予防する
歯磨きをまめに行う、歯周病や虫歯を治療するといった、口内衛生に気を付けることも必要かもしれません。
また、胃腸機能の低下を予防するために、暴飲暴食を避けたり、夜遅い時間の食事をしないようにすることも効果的です。
口臭対策グッズを利用する
最近はコンビニでも、たくさんの口臭対策グッズが販売されています。
手軽に購入できるので、これらを使ってみるのもよい方法です。
さらに、口臭対策に特化したサプリメントなども販売されています。
中には女性向けの口臭対策サプリもあるので、試してみるとよいかもしれません。
エチケットとしての口臭対策
お肌のお手入れはきちんとしている、ファッションにも気を遣っている、そんな女性でも口臭がきつかったりすると魅力が半減してしまいます。
口臭は自分では気づかないうちに周りに迷惑をかけていることもあります。
特に女性の場合は、ホルモンバランスの変化に伴って口臭がきつくなることもありますので、常に気を付けておきたいものです。
口臭がきついために「残念な女性」になってしまわないように、毎日のエチケットとして対策を始めてみましょう。