
かゆみやニオイに効果あり?重曹シャンプーの作り方と使い方
頭皮のかゆみやニオイが気になる、髪のコシがなくなってきた気がする…
そんなお悩みはありませんか?
実は、重曹で作るシャンプーが効果的と、ネットで話題になっています。
重曹といえば、料理や掃除に活躍してくれるアイテムですよね。
その重曹を使ってシャンプーが作れてしまうというのですから、気になります。
今回は、メリットたくさんの重曹シャンプーについて紹介します。
Contents
重曹シャンプーのメリット
弱アルカリ性の重曹は酸性の油汚れに強く、酸化した皮脂汚れを落とすのに最適です。
重曹の粒子はとても細かいので、毛穴汚れをしっかりと落としてくれるのです。
頭皮の汚れをしっかり落とすことができるので、頭皮環境が改善されます。
そのため、健康な髪が生えてくるようになり、髪にコシが出てくる、白髪や抜け毛予防にもなるというわけなのです。
また、きちんと汚れを落とすことにより、頭皮のニオイやかゆみの改善も期待できますよ。
重曹シャンプーのデメリット
うれしいメリットがたくさんある重曹シャンプーですが、実はデメリットもあります。
市販のシャンプーのように保湿成分が入っていないため、髪がキシキシすることがあるようです。
また、重曹の濃度が高いと、逆に髪を痛めてしまうことも…。
大切なのは重曹の濃度ですね。
正しい作り方で作ることがポイントです。
また、同時にクエン酸リンスで髪をケアすると、デメリット解消に役立ちます
重曹シャンプーの作り方
ではさっそく、重曹シャンプーの作り方をチェックしておきましょう。
使用する重曹の種類ですが、重曹は大きく分けて医療用、食用、工業用の3種類があります。
工業用の重曹は、医療用と食用に比べて純度が低く粒子が荒いので、シャンプーには向きません。
重曹シャンプーには、医療用か食用を使うようにします。
食用の重曹だと、手に入りやすく、医療用に比べて安価なのでおすすめです。
重曹シャンプーに必要なものは、重曹とぬるま湯です。
38度〜40度のぬるま湯500mlに対して、重曹大さじ1/2を目安に溶かします。
ここでの注意点は、85度以上の熱いお湯や冷たい水を使用しないことです。
85度以上の熱いお湯に重曹を溶かすと、弱アルカリ性が強アルカリ性になり、お肌にダメージを与えることがあります。
また、冷水は重曹が完全に溶けきらないため、すすぎ残りが起こりやすくなります。
重曹の分量だけでなく、お湯の温度にも注意して作るようにしてください。
重曹シャンプーでの洗髪方法
重曹シャンプーの使用量目安は、以下の通りです。
ショートヘアの場合:200ml〜300ml
ロングヘアの場合:500ml
長さだけでなく、髪のボリュームによっても必要な量が変わってくるので、調節してみてください。
次に、重曹シャンプーの使い方を紹介します。
- クシでとかしながらぬるま湯で予洗いをする。
この「予洗い」で、8割の汚れが落ちるといわれています。 - 重曹シャンプーを頭皮全体になじませ、頭皮に揉み込むようにマッサージをする。
- すすぎ残しのないようにしっかりと洗い流す。
初めのうちは、週に1回と様子をみながら行いましょう。
慣れてきて自分の肌に合っていると感じたら、少しずつ回数を増やしていくのがおすすめです。
クエン酸リンスの作り方
重曹シャンプーをしたあとの髪は、アルカリ性に傾いているためキシキシしてしまいます。
そこで、酸性のクエン酸を使用することにより、髪や地肌が本来の弱酸性に近づき、さらさらな髪を作ることができます。
クエン酸リンスに必要なものは、粉末のクエン酸とぬるま湯です。
38度〜40度のぬるま湯500mlに対して、クエン酸大さじ1を溶かします。
こちらも重曹シャンプーと同じように、濃度とお湯の温度はしっかりと守るようにします。
クエン酸は酸性なので、肌質によってはヒリヒリ感を感じる人もいるようです。
その場合は、濃度を薄くしてみましょう。
洗面器にクエン酸リンスを張り、髪を洗面器の中に入れなじませます。
身体や目、粘膜につかないように注意します。
市販のリンスのように長時間置くのは逆効果です。
全体に馴染ませたら、時間を置かず、すすぎ残しのないようしっかりと洗い流しましょう。
シャンプー後のキシキシが嘘のように、指通りの良いサラサラ髪になりますよ。
重曹シャンプーでヘアケア
頭皮のかゆみやニオイを改善し、コシのある髪、白髪や抜け毛予防と、メリットがたくさんの重曹シャンプー。
安価で手軽に作れるのも魅力的です。
ただし、作り方や使用頻度によっては、かえって髪を傷めてしまうこともあります。
正しい方法をきちんと確認してから試してみてくださいね。